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多良間県立自然公園

多良間島の集落は、琉球風水の思想を受け継ぎ、自然と調和するように形づくられた美しい空間です。

とくに、背後にそびえる 玄武の「クサティムイ」 は、集落を守る山として重要な役割を果たし、島に安定した氣をもたらしてきました。

海風が心地よく通り抜け、フクギが家々を包む景観は、訪れる人に深い安心とやさしい静けさを感じさせます。

多良間島の琉球風水集落

風水が育んだ島の物語と文化

琉球風水は「自然とともに心地よく暮らすための知恵」。多良間島ではその思想が道の曲線、水の流れにまで息づき、集落全体がひとつの“風水空間”として設計されてきました。島を歩けば、海と風、祈りの文化が重なり合い、どこか懐かしい落ち着きを感じられます。静けさの奥に深い物語が息づく、多良間島ならではの魅力です。

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世界的にも価値ある文化的景観

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多良間島には、集落を包み込むように広がる「抱護(ポーグ)」という風水思想が息づいています。御嶽や屋敷林が島を守るように配置され、潮風を和らげ、畑を育み、人々の暮らしを支えてきました。これは単なる防風の工夫ではなく、自然と調和して生きるための静かな祈りのかたち。多良間島が日本農業遺産に選ばれた背景には、この抱護が受け継いできた深い知恵があります。

多良間島の誇り

― 小さな島に宿る、四つの“日本の叡智” ―

宮古島と石垣島のほぼ中間に浮かぶ、多良間島。平坦で資源に乏しく、台風と強風にさらされるこの島で、人々は「自然に逆らわず、知恵で共に生きる」道を選んできました。

その積み重ねが、今、

四つの“日本を代表する称号”として結実しています。

日本で最も美しい村連合

― 景観ではなく、「生き方」が評価された島 ―

多良間村は、沖縄県で唯一「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。評価されたのは、建物の美しさや観光的な華やかさではありません。琉球王朝時代から受け継がれてきた琉球風水思想に基づき、集落を一箇所に集め、その周囲を防風林で守り、外側にサトウキビ畑を広げる
自然条件と真正面から向き合い、生き抜くために編み出された“暮らしの設計図”。400年近く継承されてきた八月踊り(国指定重要無形民俗文化財)も、この風土と暮らしの中から生まれました。美しい村を、美しいままに。
多良間島は、その理念を“今も実践し続けている島”です。

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日本林業遺産

― 森は「資源」ではなく、「命を守る装置」だった ―

多良間島の集落を幾重にも囲む「抱護(ポーグ)」。
これは18世紀、琉球王国の政策として整備された防風林で、台風、潮風、干ばつから島の暮らしを守るための“生きたインフラ”です。現在も全長約1.8kmにわたり、集落と農地を守り続けています。さらに、当時の森林政策を体系的に記した『林政八書』この「思想」と「実物」が揃って現存していることが高く評価され、多良間島は日本林業遺産に認定されました。森は、景色ではありません。
未来を守るための知恵の結晶なのです。

日本農業遺産

― 風とともに耕す、島嶼農業の完成形 ―

強風、水資源の乏しさ、平坦な地形。
農業には決して有利とは言えない条件の中で、多良間島は独自の農業システムを育ててきました。
抱護(ポーグ)による防風、畜産と連携した有機資源の循環、限られた水を活かす集水の知恵。
これらが一体となった「抱護が育む持続的島嶼農業システム」は、令和6年度、日本農業遺産として認定。これは過去の遺産ではなく、今も動き続ける“生きた農業”です。

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日本一の黒糖の生産地

― 島の思想が、甘さになる ―

多良間島は、日本一の黒糖生産量を誇る島。
しかしその本質は「量」ではありません。
風を読み、土を守り、自然と折り合いをつけながら育てたサトウキビ。その一本一本に、島の農業思想が宿っています。一粒の黒糖には、この島が何百年もかけて培ってきた
自然との向き合い方が詰まっています。

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文化経済の循環

文化資源の保存・基盤づくり

ー文化を「残す」ための基盤づくりー

多良間島の文化は、展示物ではなく今も暮らしの中で生きている文化です。まず大切なのは、失われないように守り、次につなぐための土台を整えること。

・八月踊り、方言、集落構造、御嶽、農の知恵などの記録と整理

・ 聞き書き、調査、体系的な収集による文化の可視化

・学校教育や子ども向けプログラムとの連動

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来訪者増加・地域経済の活性化

ー文化が地域経済を支える循環へー

文化に触れた人が、「また来る」「 誰かを連れてくる」「 応援したくなる」その流れをつくることで、一過性ではない経済循環が生まれます。

・地元ガイド、体験、宿泊を含めた滞在価値の向上

・宮古島事業者との連携によるアクセス、動線の改善

・地域事業者との連携による消費活動の拡大

・「多良間島らしさ」を軸にした地域ブランドの確立

・企業、団体、個人からの共感型支援、寄付の創出

価値の顕在化・魅力向上

ー文化を「伝わる価値」に変えるー

多良間島の文化は、知ることで初めて価値が伝わる文化です。だからこそ、専門性と分かりやすさの両立が重要になります。

・ 地元ガイド、体験を通じたストーリー発信

・「聞くと風景が違って見える」体験設計

・専門家、研究者、クリエイターとの連携

・若者や子どもが語り手になる人材育成

文化を「知る」ことから始まる島の旅

多良間島での滞在は、ただ景色を眺めるだけの観光ではありません。八月踊り、琉球風水、抱護(ポーグ)、黒糖づくり。この島には、なぜ今も受け継がれているのか、背景や物語を知ることで深まる文化があります。まずは話を聞き、歴史や思想を学ぶ。その理解があるからこそ、この島での体験は、表面的なものでは終わりません。

学びが体験につながり、想いが価値へ変わる

文化を知ったうえで触れる体験は、感じ方がまったく違います。
自然環境、農の営み、集落のかたち。
その一つひとつに意味があると気づいたとき、体験は「思い出」から「納得と感動」へと変わります。私の提供するプログラムでは、
その価値に対して生まれた対価が、文化の継承や環境保全、次世代を育てる取り組みへと還っていきます。「学び → 体験 → 経済」この循環が、島を支えています。

観光で終わらず、関わりが続いていく島

多良間島が目指しているのは、一度きりの訪問ではありません。文化を理解し、島の在り方に共感した人が、また訪れ、応援し、語りたくなる。そうして生まれるのが、観光客でも定住者でもない「関係人口」という存在です。多良間島は、人との関わりが深まるほど、文化と経済がより豊かに循環していく島。ぜひ、“知って終わらない旅”を体験しに来てください。

ガイド紹介

はじめまして。
多良間島で観光コンシェルジュとして活動している、波平かずとです。
この島の自然や文化、そこに根づく人々の暮らしを、背景や物語とともに丁寧にお伝えしながら、知ることと体験することがつながる時間をご案内しています。
多良間島で過ごすひとときが、「ただ楽しかった」だけで終わらず、ふとした時に思い出したくなるような、心に残る体験になったら嬉しいです。この島が大好きだからこそ、ありのままの多良間をお届けします。
多良間島でお会いできる日を、心から楽しみにしています。

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